
危機管理に必要なのは「想像」と「準備」です。自分たちにどんな事態が降りかかるか想像できないのに準備はできません。このための知識を得ましょう。
危機管理に必要なのは「想像」と「準備」だと主張しているのは、2017年3月現在、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の理事でセキュリティ最高責任者(CSO)を務める米村敏朗さんです。米村さんは第87代の警視総監で、その後内閣危機管理監を務めた人です。論文や講演、テレビ出演の度に米村さんは繰り返しこのように発言なさっています。
自分たちにどんな事態が降りかかるか想像できないのに準備はできません。このための知識を得ましょう。
東京にはさまざまなリスクがあります。
テロの危険があります。
他国が日本を攻めてきたら、東京はターゲットになるかもしれません。
年に何回か大規模な停電が起こります。
都心部で大きな列車事故が起これば、東京の機能は麻痺するかもしれません。
でもいちばん身近に感じられるのが自然災害です。
東京は地震や水害、火災はもちろん、富士山などの大規模な噴火によっても日常生活に大きな支障が出る街なのです。東京には一体どんなリスクが潜んでいるのでしょうか?
◆⇒避難のしかた