OHKEY ファーストエイド キット 救急セット

災害は、曜日も時間も関係なく襲ってきます。その時どこにいるかなんて誰にもわかりません。自分を守る最低限の物はキーホルダーにつけたりバッグに入れたりして持ち歩きましょう。

◆最低限のものを常に持ち歩く

東日本大地震が起こったのは午後2時46分。多くの人は学校や職場にいました。

阪神淡路大震災の兵庫県南部地震が起こったのは午前5時46分。日常活動が始まる前で、寝ている人がほとんどでした。

関東大震災の大正関東地震はお昼の11時58分。多くの家庭で昼食の準備中で、これが原因の火災が多数発生したと言われています。

水害は事前に大雨が降って関東の河川が氾濫するまで時間があるので、準備ができます。火山の噴火も、東京の都心に火山があるわけではないので準備ができます。

全く事前の準備ができないのは地震や火事です。

いつどこで災害にみまわれても自分自身を守れるように、最低限の10のものだけは持って歩きましょう。

1.       キーホルダーに付けられる小型ライト

GENTOS(ジェントス) 懐中電灯

GENTOS(ジェントス) 懐中電灯

キーホルダーに付けておける小型ライトです。地震が発生した時、もし昼間の大草原にいるのなら大事には至りません。もちろん震度6強とか7とかの大きな揺れになればそのまま立っていることは難しいかもしれませんが、どこかから何かが落ちてきたり真っ暗になったりすることは、あまりないでしょう。問題なのは我々が都会にいて、その多くは建築物の中やそばにいるからなのです。建築物や備品が落ちてきたり飛んできたりするから身に危険が及ぶのです。

夜間はもちろん、停電したビル内で視界を確保して、今自分がどういう状況になっているかを把握するために、小型ライトはどうしても身につけておきたい第一のものです。

Amazonで買う 739円(2021年8月17日現在)

2. キーホルダーに付けられるホイッスル

冒険倶楽部 携帯ストラップ付 山菜採り危険防止ホイッスル HS-4

冒険倶楽部 携帯ストラップ付 山菜採り危険防止ホイッスル HS-4

ケガをしたり、どこかに閉じ込められてしまったりしたときのためには、周囲に助けを求めましょう。声を大きく張り上げてもいいのですが、助けを待っているうちにケガが悪化したり、すぐには助けが来てくれず体力が奪われたりすることがあります。そんなときのために、弱い力でもよく通る音がするホイッスルを選びましょう。キーホルダーに付けておけるミニ・サイズのものであれば常時携帯が可能です。

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3. 携帯ポンチョ

サンコー かぶるだけの簡易ポンチョ 2枚入り CL-53 

携帯ポンチョ

ここから先の物品は、バッグの中に常備しておきたい、かさばらないモノたちです。被災時に防水性、耐燃性があり、頭部もカバーできるものがあると命が助かるというのは、過去の災害の教訓です。

写真だと黒いゴミ袋をかぶっているように見えますが、別にゴミ袋でも良いのです。しかし、最近は、黒いゴミ袋は東京都内ではすっかり見かけなくなってしまいましたね。特に寒い時期や雨の降っている時に被災した場合には、カラダを温め、水を防いでくれるだけで体温の低下を防ぎ、命を少しでもつなぎます。2枚で800円少しのものです。いつでもバッグに入れておきたいですね。

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4. 常備薬用くすりケース

携帯くすりケース

常備薬のある人の必需品。常備薬は自宅や会社の引き出しにしまい込まないで、いつでも身につけていましょう。常時携帯するのは最低3日分。この間家に帰れなくても心配ないように。

これとは別に会社のひきだしに1週間分、避難キットにも1週間分。

病院は被災したケガ人の対応が最優先となり、持病のある人も命にかかわる段階まで診察してはもらえない可能性が高いと考えましょう。

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5. 救急応急セット

OHKEY ファーストエイド キット 救急セット

OHKEY ファーストエイド キット 救急セット

包帯やキズ・テープなどをコンパクトに収納したキットです。説明書が付いていて、いざという時困らないようになっています。

キャンバス生地でサイズは27.18 x 18.54 x 3.3 cm。重さは360 gです。B5版よりも少し大きいサイズでカバンの中でも少し存在感を示す大きさですが、もしものときには活躍します。内容は

  1. キズテープ
  2. ポイズンリムーバー(とげ抜き)
  3. 使い捨て手袋
  4. 消毒ワイプ×10
  5. 安全ピン×5
  6. 消毒ワイプ×4
  7. ホイッスル
  8. カット綿×2
  9. 取扱説明書
  10. 綿棒
  11. 多機能カード
  12. テープ
  13. 止血帯
  14. ピンセット
  15. はさみ
  16. 包帯
  17. アルミブランケット
  18. 三角巾
  19. LEDライトケース

で、これをもとに自分の好みで自由にカスタムしていくというコンセプトです。

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6.       防水ノート

コクヨ 測量野帳

コクヨ 測量野帳

災害時に連絡を取るべき家族や友人、会社や関係先の電話番号を記憶せずに携帯電話のメモリー頼りにしていませんか? 災害時は電気が止まり、携帯電話の充電が切れてしまったら、もし公衆電話が使えるようになったり、避難所でインターネットが使えるパソコンが開放されたりしても、誰にも連絡できなくなってしまいます。

「測量野帳」は防水紙でできたノート。水に濡れても平気です。

できればこれを2冊用意し、1冊は関係先の電話番号やメール・アドレスを記録しておきましょう。

もう1冊は災害時に伝言を残したり、連絡先をメモしたりする時のためにバッグに入れておきます。

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7. 油性のボールペン

防災用 ライト付き カラフル ボールペン

「測量野帳」とペアで持つ筆記具は油性ならなんでも大丈夫。水性インクでは濡れて字が見えなくなってしまいます。

LEDライトが付いていて暗いところでも書けるのならばこれは最強です。

Amazonで買う 290円(2021年8月17日現在)

8. 衛星電話

ソフトバンク衛星電話501TH

http://www.softbank.jp/mobile/products/satellite-phone/

被災時にいちばん不安なのは家族の安否が確認できないことです。衛星電話なら、災害などの非常時に、固定電話や携帯電話での通信ができなくなった場合でも、衛星を利用しているので影響がなく安心して、安否確認もスムーズに行うことができます。家族みんなで一人1台ずつ持って、非常時にはこれを活用して連絡を取り合いましょう。

9. MVNOじゃない携帯電話

上記のように衛星電話を家族みんなで持つのが理想ですが、なかなか手が出ないかもしれません。その場合は、せめてMVNOではない普通のキャリアの携帯電話を持っていましょう。

「格安SIM」ともいわれるMVNOはNTTドコモやauなどから回線を借りて行う携帯電話事業のことです。

平時、回線に余裕があるときには問題なくつながるMVNOも、回線が逼迫する災害時には平時同様につながるわけではありません。MVNO事業者とキャリアの間には接続回線があり、これが混雑すると、MVNOのSIMにおいては通話は輻輳し、データ通信の速度は遅くなります。MVNOは接続回線の通信容量(通信速度)に応じて費用をキャリアに支払う必要があるため、「格安SIM」「格安スマホ」として営業している多くのMVNOでは急な通信量の増強に対応できる回線を確保できていないことが多いと思われます。

こうした事態に少しでも対応するために、普段はMVNOを使っていても、緊急時に使えるキャリアの回線は確保しておきたいものです。

10. 現金

現代はパスモやスイカでコンビニでもスーパーマーケットでも買い物ができるし、大きな金額でもクレジットカードを使うことによって現金を持ち運ぶ必要がなくなりました。

ところが大規模な災害が起こると電気が止まり、通信回線も障害が発生します。こうなると、パスモやスイカ、クレジットカードが使えなくなってしまいます。

東日本大震災発生時に東京にいた人は、午後2時46分の地震発生後まもない夕方には近所の店からあらゆるモノが売り切れていたことを覚えていると思います。だから、事前の備蓄が必要なのですが、もしお店にモノがあってもスイカもパスモもクレジットカードも使えなくなる可能性が大です。

もしスイカもパスモもクレジットカードも使えなくても1週間分くらいのお買い物ができるくらいの現金を常時携行していましょう。

この場合、コインを忘れずに! 携帯電話が使えなくなっても使える公衆電話を見つけても、コインがないと通話ができません。生き残っている自動販売機があっても、コインがないと使えません。