中央防災会議、東京東部の洪水最大175万人の早期避難を検討

中央防災会議の「洪水・高潮氾濫からの大規模・広域避難検討ワーキング・グループ」では、東京都東部の墨田区、江東区、足立区、葛飾区、江戸川区(江東5区)が台風と高潮に同時に襲われた場合の対策も検討しています。

このような場合、最大175万人の浸水区域外への避難が必要と判断されました。

「台風上陸の24時間以上前には避難を開始したい」として、この際、鉄道を最大限活用するようにとの提言がなされました。

中央防災会議「洪水・高潮氾濫からの大規模・広域避難検討ワーキング・グループ」第5回ワーキンググループ議事録
http://www.bousai.go.jp/fusuigai/kozuiworking/pdf/dai5kai/gijiroku.pdf

台風災害が地震などと異なるのは、事前に被害の予想がある程度できることです。

台風と高潮が同時にくるケースも過去に相当あり、有名なのはアメリカのハリケーン・カトリーナ(2005年)のケースです。ハリケーンだけでも大変な被害をもたらしたのですが、特に海岸地方ではハリケーンの来襲が高潮の時間帯と重なり、より一層大きな被害をもたらしました。

本当に台風と高潮が同時に襲ってきてしまったら江東5区の鉄道も大きな被害を受けることでしょうが、台風上陸24時間前ならなんとかなります。

このような、自分の住んでいる地域の防災ニュースも、知っておきましょう。

(参考記事)
江東5区大規模水害対策協議会の検討結果について
http://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000063/1004031/1012226.html

Follow me!