本所防災館は無料で地震や暴風雨の体験ができる、半日楽しく過ごせる施設でした

本所防災館 外観

「本所防災館」に行ってきました。

◆本所防災館って?

ここは楽しみながら災害の模擬体験ができる、東京消防庁が運営する無料の施設です。

災害模擬体験は1日何回か行われる「防災体験ツアー」に申し込むと行うことができます。

◆基本コース

(シアター+地震・消火・(煙または都市型水害)・(応急手当または暴風雨)の4体験、所要時間は1時間50分)最大定員120名

【ツアー時間】9:10~11:00 10:30~12:20 13:10~15:00 14:30~16:20

◆ショートコース

(シアター+2体験、所要時間は1時間10分)最大定員60名

【ツアー時間】11:50~13:00 15:30~16:40

予約状況は本所防災館のウェブサイトに掲載されているので、チェックしてください。

本所防災館 予約状況 http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-hjbskan/HPyoyaku

予約は電話です。スマートフォンでこのコンテンツをご覧の方は、このまま電話することもできますよ。

連絡先: 03-3621-0119

受付を済ませると、こんな入場券をくれます。

◆最初は映画を見ます

最初に4階のシアターに集合。最初に防災映画を見ます。

◆都市型水害体験

私たちが予約したときには全部で20人くらいだったのですが、ここで二手にわかれます。私たちは1階に移動して「都市型水害体験」をしました。

地方に少なくて都市に多いのは地下の利用です。地下街は発展していて、そこで被災することもありえます。駐車場の多くはビルの地下です。地下にはお店もありますね。

地下室に閉じ込められた時、ドアの外に水が溜まっていたらドアはどのくらい重くなるのか、体験しました。

この日体験した女性の多くは30cm水が溜まっているともうほとんどドアは開けられない、20cmでももうギリギリという感じでした。

また、都会にはアンダーパスがあります。道路が交差する時、どちらかが地下に潜る地点ですね。

アンダーパスの例 https://goo.gl/jKJix4

ここは地面をくり抜いているので水が溜まりやすい構造になっています。ガソリン車は排気管がすっかり水に使ってしまうとエンジンが動かなくなって、その場で止まってしまいます。国土交通省関東地方整備局では、「東京都内アンダーパス部の冠水注意箇所MAP」を公開しているくらい、心配されているポイントなのです。 http://www.ktr.mlit.go.jp/toukoku/kansui/h24kansui.pdf

本所防災館では、車の外にどのくらい水が溜まったらどのくらいドアが開けづらいのか、体験できます。

◆地震体験

この日は、地震のシミュレーションをとても楽しみにしていました。本所防災館のシミュレーションは、実際に起きた地震の地震計のデータをインプットして行うものだからです。

ここでは、ダイニング・キッチンにいる時に地震が来た時を想定しています。地震を感じたらダイニング・テーブルの下にみんなでアタマを突っ込んで、テーブルを支えながら揺れが収まるのを待つというシミュレーションです。

この日体験できたのは東日本大震災と阪神・淡路大震災の二つの地震のデータを使ったもの。プレート型の東日本大震災と直下型の阪神・淡路大震災の違いが体感できただけでなく、それぞれの恐怖も感じることができました。

多くの人は揺れが大きい東日本大震災の方が怖かったと言っていたけれど、私は阪神・淡路大震災の方が怖かったです。

◆暴風雨体験

ここには暴風のシミュレーションもあります。この施設は2017年3月にリニューアルされた新しいものだそうです。

これは動画でご覧ください。

◆消火器を使ってみる体験

最後に、家庭にもある消火器を実際に使ってみる体験をして、体験コースはおしまいです。

都市型水害体験は煙体験にかわること、暴風雨体験は応急手当体験にかわることもあるようです。

◆無料で半日楽しめて被災疑似体験が楽しめる施設

この施設には他にも無料で楽しめる展示スペースがあります。

  • 防災ゲーム・コーナー
  • 川の手地域に関する展示や異常気象、地盤の液状化、等に関する展示
  • クイズ・コーナー など。

体験基本コースは1時間50分ですけれど、それだけでなく、半日たっぷり楽しめます。

パンフレットも大人用の他に子ども用や英語版も用意されていて、海外からも見学者がたくさん来るそうです。

場所はここ。

JR総武線、東京メトロ半蔵門線の錦糸町駅と、京成押上線、都営浅草線、東武スカイツリーライン、東京メトロ半蔵門線の押上駅のちょうど真ん中へん。

ウェブサイトは http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-hjbskan/index.html

予約は電話です。スマートフォンでこのコンテンツをご覧の方は、このまま電話することもできますよ。

連絡先: 03-3621-0119

 

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