政府はウェブサイトに「北朝鮮から」のミサイルの脅威に関して明示しています
北朝鮮から日本に対するミサイル攻撃の可能性が取り沙汰されています。実際に北朝鮮がミサイルを撃つのか、そのターゲットに日本が含まれるかどうかは全くわかりませんが、すぐお隣の朝鮮半島にことが起こっているのですから、準備を万全にしておきましょう。
外務省は2017年4月11日、北朝鮮の核実験やミサイル発射があるとの観測を受けて、韓国滞在者に注意喚起をしています。
韓国:韓国に滞在・渡航される方へのお知らせ~情報への注意と「たびレジ」・在留届についてのお願い~
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C074.html
これは、在留者には在留届、滞在が3か月未満の人は外務省海外旅行登録「たびレジ」への連絡先登録をして、大使館からの連絡が取れるようにして欲しい、という内容です。
また、内閣官房の「国民保護ポータルサイト」には、「北朝鮮」と国名を明記した上で
北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合における全国瞬時警報システム(Jアラート)による情報伝達について
http://www.kokuminhogo.go.jp/shiryou/nkjalert.html
という内容が記載されています。
これによると、
北朝鮮が予告することなく弾道ミサイルを発射した場合には、政府としても、事前にお知らせすることなく、 Jアラートを使用することになります。
Jアラートを使用すると、市町村の防災行政無線等が自動的に起動し、屋外スピーカー等から警報が流れるほか、携帯電話にエリアメール・ 緊急速報メールが配信されます。なお、Jアラートによる情報伝達は、国民保護に係る警報のサイレン音を使用し、弾道ミサイルに注意が必要な地域の方に、 幅広く行います。
とのことです。
Jアラートが送信されると、地方自治体を経由して防災無線のスピーカーやコミュニティFMなどで知らされます。
https://selectra.jp/sites/selectra.jp/files/pdf/J-ALERT_gaiyou_h28.pdf
これに対して個人でできることは、Jアラートを自分のスマートフォンで受信できるようにしておくことです。
ドコモの緊急速報「エリアメール」
http://www.nttdocomo.co.jp/service/safety/areamail/index.html
緊急メールは、一斉放送の型式で送信するので、速く受信するようです。
ただし、iPhoneだと設定が必要です。
設定 > 通知 の一番下に「緊急速報」があるので、これをONにしてください。
auの緊急速報メール
http://www.au.kddi.com/mobile/anti-disaster/kinkyu-sokuho/
「緊急地震速報」を受信したとき、以下の機種では従来のブザー音に加えて「地震です」と声でお知らせするのだそうです。
対応機種:2013年9月以降発売しているauケータイ、スマートフォン(iPhone 6s、iPhone 6s Plus含む)
Android™ スマートフォンは、au災害対策アプリをアップデートすると「声でお知らせ」に対応となります。
iPhoneは、iOS7、8、9にアップデートすると「声でお知らせ」に対応となります。
ソフトバンクの緊急速報メール
http://mb.softbank.jp/mb/service/urgent_news/
ソフトバンクもドコモ同様、一斉同報形式で送信するようです。
ソフトバンクもドコモ同様、iPhoneだと設定が必要です。
設定 > 通知 の一番下に「緊急速報」があるので、これをONにしてください。
Yahoo! 防災情報アプリ
地震、雨雲レーダー、警報、避難勧告などを、現在地と設定3地域まとめてニュース速報する無料の防災アプリです。
iPhoneでもAndoroidでも利用できます。
対処と言っても屋内に逃げるしかないのだが
内閣府は「武力攻撃やテロなどから身を守るために」というパンフレットをウェブサイトで配布しています。
(内閣官房 国民保護ポータルサイト) パンフレット「武力攻撃やテロなどから身を守るために」(pdfファイル)
http://www.kokuminhogo.go.jp/shiryou/hogo_manual.html
これによると、ミサイルは
弾頭の種類(通常弾頭であるのか、核・生物・化学弾頭であるのか)を着弾前に特定するのが困難であり、弾頭の種類に応じて、被害の様相や対応が大きく異なります。
- 留意点
攻撃当初は屋内へ避難し、その後、状況に応じ行政機関からの指示に従い適切に避難しましょう。屋内への避難にあたっては、近隣の堅牢な建物や地下街などに避難しましょう。
ということで、とりあえず屋内、できれば地下に避難するしかないのです。
そうはいっても、準備はしっかりしておきましょう。