首都圏直下型地震が起こった場合の政府機関の移動場所

政府は2017年10月4日に、東京都立川市の立川防災基地と周辺で、首都直下地震を想定した中央省庁の災害対策本部設置訓練を実施したのだそうです。

http://www.risktaisaku.com/articles/-/3852

政府業務継続計画では、通常は千代田区の首相官邸に災害対策本部が置かれることになっています。首相官邸の機能が失われている場合は近隣にある内閣府、そこも使用できない場合は市ヶ谷にある防衛省に設置することになっています。しかし都心の広範囲で大きな被害があり、前述の3施設とも使用できない場合は立川に移動し、立川防災基地や周辺に代替庁舎と災害対策本部を置くことになっているのだそうです。

東京直下型地震は、さまざまなシミュレーションがなされていますが、東京湾北部つまり東京都心南側の直下が震源というシナリオも考えられており、この場合は霞が関が壊滅することもあり得ます。
政府としては、そこまでの対策を取っているのですね。

首都圏直下型地震で霞が関が壊滅した場合は、立川も霞が関同様の被害を受けている事態は想定できないので、立川まで移動すれば大丈夫なのでしょう。

でも、たとえば富士山で大規模な噴火が起こった場合のような、被害の範囲がより広い場合には、同じ東京都内なら同様に被害を受けている可能性もあります。その場合のシナリオも、政府は持っているのでしょうか?

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