東京都が想定しうる最大規模の高潮による浸水想定区域図を公開しました

地震などに比べて注目度が高いとは言えない高潮。
万一東京に想定しうる最大規模の高潮が襲ったらどの区域が浸水するのか? これを図にして東京都が公開しました。

想定し得る最大規模の高潮による浸水想定区域図を作成しました【東京都港湾局】

http://www.kouwan.metro.tokyo.jp/yakuwari/takashio/shinsuisoutei.html

想定は、日本に上陸した過去最大規模の1934年の室戸台風と同規模の910ヘクトパスカルの台風が、東京に最も高潮被害を出すコースを通過したとしたものだそうです。

この場合、東京都東部を中心に、東京23区の3分の1にあたる約212平方キロメートルが浸水するとされ、堤防の決壊などで1週間以上、水が引かない地域も多いということです。

この想定では、23区中17区で住宅などが水につかる被害が出ると予測しています。地盤が低くて河川が近くを流れる墨田区、葛飾区、江戸川区は区域の9割が浸水してしまいます。丸の内や新橋、銀座の一部など、オフィス街や繁華街にも浸水域は広がり、浸水域内の昼間人口は約395万人に達するとしています。

また、浸水の深さは最大で10メートル以上となります。墨田区や江東区などでは深さが平均7メートルになるという。

この地図は全体図の他に詳細図も示されており、拡大してみると、同じブロックでも浸水するところとそうでない所があるのがわかります。

安全のためには安全なところにいるのが一番です。

東京都のウェブサイトからこの地図をダウンロードして、自宅や勤務先など、自分の関係先をチェックしてみましょう。

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